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美容師でも難しいトリートメントのコラム

毛髪は死滅細胞ですので自己再生するこはありません。よって毛髪科学的に見解では治る事はありません。

しかし

トリートメントによって、髪本来の状態に近づける事。ダメージを進行させない事。髪へのコンプレックスやストレスを感じなくさせる事は出来ると思っています。

たとえ擬似的な修復であっても髪本来の成分に近いものを使い内部からコンディションを整えて最適な状態を作った物と表面だけを一時的に艶や質感を整えて誤摩化したものでは違いが出ます。

envieではより理想のトリートメントを求める研究での一部をコラムにしてみました。

※長いしちょっと難しいです。

トリートメントの基本行程はどのようなトリートメントもさほど変わりません。
大事なのは内容と質と技術です。

1、タンパク質などの栄養を補給する
2、柔らかさを出すCMCなどを補給する
3、1、2を流れ出なくし、質感、弾力を出すポリマー、皮膜系を処理する。

これをいかに本気で突き詰めるかが効果の違いになります。

髪に補給するタンパク質は様々な種類が有ります。LinkIconタンパク質の種類
タンパク質は髪の骨組みにあたり、毛髪強度やハリ、コシなどを作ります。

一番髪の性質に近いのは羊毛からとれるケラチンですが
潤いのコラーゲン、さらっとしたシルク、つるっとする大豆など
様々な特色を組み合わせる事に寄り、栄養補給だけでなく
質感の調整などを行う事が可能です。

このタンパク質を補給する訳ですが
ただ補給しただけではたった一回のシャンプーで
ほとんど流れてしまいます。

そこで

タンパク質を化学的に髪に吸着しやすいように加工するのが化学装飾です。

カチオン化、アルキル化、シリル化、アルキルカチオン化などがあります。
LinkIcon化学装飾の説明

またこの化学装飾も適切な処置によって髪に吸着する度合いが変化します。

このように化学装飾を施した状態でタンパク質が髪に留まって
いられるのは5〜10日ほどになります。
(5〜10日と幅が有るのは処置の適切さで持続効果が最大2倍ていど変化すると言う事です)

これが第1段階です。
人間の体で言う「骨格」と考えて下さい。

ちなみにトリートメントに含まれるアミノ酸系はタンパク質を分解したものなので意味合い的は
タンパク質補給に含まれます。

CMC(細胞膜複合体類似物質)系の補給は髪にしなやかさ、柔らかさを与えます。

セラミド、疑似セラミド、ペリセア、リビジュア、ナノモイスチャーなどがあります。
LinkIconCMCの説明

CMCは数年前までは比較的髪の外側にしか吸着しないものしか有りませんでした。
しかし近年、化粧品なのどのナノ化技術の進歩により髪の内部に入るタイプ(ナノCMC)
が使用されるようになりました。

セラミド、疑似セラミド、リビジュアなど大きな分子量のCMCは外側に付きしなやかさとやわらかさを作ります。

ペリセア、ナノモイスチャーなどのナノCMCは大きな質感の変化はありませんが、タンパク質と毛髪の結びつきを強固にしたり、熱や摩擦など新たな外部刺激から髪を守るクッションの役割を果たす大切な成分です。
LinkIconCMCの説明

比較的安いタイプ、古いタイプのトリートメントは分子量の多いCMCしか使われていなかったり
中にはほとんどCMCを使わずポリマー、皮膜で代用してるものもあります。

CMC自体の持ちはあまり良く無いです。
表面に付く分子量の大きなもので3〜5日程度
内部のもので1週間程度と言われています。

髪から栄養素が流れ出るのは基本的にCMCが先なので
トータルの持ちとしては
「タンパク質の持続期間」+「CMCの持続期間」となります。

これが第2段階です。

人間の体で表現すると
分子量の大きいCMCは「筋肉」
分子量の小さいCMCは「軟骨、血液」と言えます。

ポリマー、皮膜系は髪に弾力と質感を与えます。
基本的には外部にのみに吸着し外部刺激から髪を守る効果と
内部のタンパク質、CMCの流出を防ぎトリートメントの効果を持続させる働きがあります。
オイルや油脂系も皮膜系の一種と分類出来ます。皮膜系の種類

疑似キューティクルの成分キトサン誘導体もここに分類されます。

大事なのは髪の手触り、質感などのわかりやすい部分は7〜8割方ここで決定されます。

だからこそ、粗悪な商品や安価な商品は内部の修を行わず
このポリマー、皮膜で作られています。

一般的にダメだと言われるシリコーンもこの分類です。

比較的ポリマーなどは弾力性が高いが熱や水にやや弱い。
シリコーン以外の皮膜系はしっとり感が強く、アルカリ、熱にやや弱い。
シリコーンは全てに対して万能となっています。

これらのポリマーや皮膜は1層で処理する事も性質を把握して何層も重ねて
処理する事も可能です。

もちろん多重層の方が持ちや質感も良く、内部の栄養を守る効果があります。

ポリマー皮膜系は処理の仕方、使う成分の能力で持ちが格段に変わるので
持ちには幅が有ります。
だいたい5日〜20日程度と考えて下さい。

これで第3段階です。

ポリマー、皮膜系は人間では「皮膚」にあたります。

皮膚が傷つけば肉がえぐれ、血が流れます。

ポリマーは比較的、肌でも「真皮」のような感じ
皮膜系は比較的、肌では「表皮」のような感じと思って下さい。

ちなみに表面につけるオイル系の皮膜は「化粧」の様なもので
ただついているだけなので1度のシャンプーで取れてしまいます。

カチオンコンプレックスは栄養素を効果的に髪に止める要素として、
最近更に注目を集めている化学反応の一種です。

このカチオンコンプレックスを有効に使用する事で髪の
ラメラ構造(水分と油分バランスが良い状態)を効果的に作り出せます。

通常傷んだ髪はー(マイナス)電荷を持つのでトリートメントには
+(プラス)の電荷を持つ「カチオン」が多く使われます。

ただこのままでは傷んだ髪の電荷分しか吸着しないので
薄く脆い状態のままです。

ここに傷んだ髪とおなじー(マイナス)の電荷を持つアニオン系の
栄養素を配合して作用させる事で多重構造が可能になり
さらに効果が増します。

しかしこのカチオンコンプレックス自体は昔からある反応なので
比較的沢山のシャンプーやトリートメントで起こる現象です。
中には髪の栄養素とかけ離れたカチオンとアニオン成分でも
カチオンコンプレックスが起きるので(例:石けんシャンプーでの石鹸カスなど)

カチオンコンプレックスを起こす成分を吟味して配合する事で、
髪に良い成分をカチオンコンプレックスによって効果的に定着させる事が出来ます。

ここでも専門知識と特殊成分を扱えるenvieの強さがあるのです。
オリジナル商品mana-uiLinkIcon商品詳細にもこの方式を取り入れていますので
他には無い効果が実感出来るのです。

※注意書き※
ちなみにカチオンコンプレックスとは美容業会だけの造語です。
正確には界面活性剤などで起こるコアセルペートと
高分子のアニオンとカチオンの反応であるポリイオンコンプレックスの
2つの反応を総称としてカチオンコンプレックスと読んでいます。
要はアニオンとカチオンが反応して髪に成分が残る作用をカチオンコンプレックスと
呼んでいるので、様々な製品や作用で「カチオンコンプレックス」と言う言葉が使われるのです。

カチオンコンプレックスが起これば(起こせば)良いと言う単純な発想ではなく
髪に取って何の為にカチオンコンプレックスを使って成分を吸着させるかと言う事を
envieでは常に念頭に置いての施術を心掛けています。

envieではヘナや無色ヘナ(アワル)をトリートメントとして扱う事は行っていません。

ヘナのトリートメントはきしみが強いですが髪のハリコシを作り、持ちも良いので
支持する美容師さんも多いです。

髪質や状態などを性格に見極められるのであれば効果的だと思うのですが
リスクもあるのでサロンに取り入れるかは検討中です。

ヘナのリスクとは
envieが行うトリートメントが大まかに言うと栄養を入れて蓋をする行程なのに対して
ヘナのトリートメントは髪タンパク質そのものを変成させることでハリコシやツヤを出す事です。

ヘナのトリートメントで変成した髪のタンパク質はもとには戻りません。

しかもタンパク質が変成した髪にはパーマや縮毛矯正などがかかりにくくなる性質があります。

こういった性質からヘナをトリートメントとして分類するかに疑問を持っていますので
メニューとして出す事はしていません。

パーマや矯正、デジタルパーマなどを絶対しないかたで細くボユームの無い方などは
有りだと思います。
メニューには載せていませんがどうしても気になる方は相談してみて下さい。

2012〜2013にかけての最新トリートメントの傾向として多く見られのが、
ナノ脂質によるコアソルベートを利用したインナーコンプレックス(内部補強)
ポリイオンコンプレックスを利用した外部補強
高精度皮膜を利用した外部補強
ヘナなどの植物系
ヘナなどの植物系を除く上記3種から1〜2種を従来式と組み合わせたトリートメントが流行です。

ナノ脂質を用いたコアソルベート系トリートメントは表現的に「内部強化、内部補強、インナーコンプレックス、内部反応形」などのが使われます。

ポリイオンコンプレックスを利用したトリートメントは表現として「反応形、多重皮膜、コンプレックス皮膜、反応皮膜」などの表現が使われます。

高精度皮膜系は新しいタイプの油脂、シリコーン、ポリマーなどを用いていますので表現的に「第3の皮膜、究極皮膜、疎水皮膜」などの表現が使われます。

ではenvieで行うトリートメントはどうなのかと言うと
「3種全部の方式を使っています」
プラス植物系トリートメントの良い所だけを加えています。
さらに企業秘密な方法も加えて5種の方式を使ってるんですよ。

envieはだてにトリートメントの研究してる訳じゃないのです。

新作と言われるトリートメントのサンプルが届く度に
envieのトリートメントと比較して
「ふっ」or「にやっ」と密かに勝利を喜びます(性格暗いですね。。。)。

まだまだまだまだ

世の中の最新のさらに先を目指して頑張ります。